先日作った痛iPhoneジャケットは転写シールを使用しましたが、気泡の処理がイマイチで
気温が高くなり気泡の中の空気が膨張してすごく目立つようになりました。
前回の作ったiPhoneジャケット(左)と今回作ったiPhoneジャケット(右)。
絵柄は前回と変わらず。絵柄を作るのは結構大変なんです。
裏側から小さな穴を開けてチマチマ気泡を抜きましたが、イマイチ美しくないのと数が多いのとで挫折。
拡大すると気泡はこんな感じ。光の当たり方で凄く目立ちます。
今回は裏貼り用のシールを製作、それをエアジャケットに貼り付ける方法をとりました。
この方法だとエアジャケットに直接塗装をしなくて済むので、シールを剥がせばジャケットの再利用できます。
エアジャケットも2,000円前後と、何個も買うと結構な出費になりますので。
さて、このシールの作り方ですが、エーワンの透明光沢フィルムラベルに絵柄を反転して印刷。
余白をカットして、その上にポリカーボネート用白色スプレーを吹いてます。
塗装が乾燥したら、このシールを水貼りでジャケットの裏側に貼れば、気泡が張り込まず綺麗に貼り付けることが出来ます。
耐水タイプの透明フィルムラベルでは無いですが、印刷面を塗装したことにより塗装面が保護できるので、水貼りが可能になります。
裏側を保護しなければインクが全部落ちちゃいます。
透過のまま貼るならマスキングテープで保護すればいけそうな気がしますが、実際にしたわけではいので何とも。クリアコートでもいいかもしれませんね。
発色は、インクがそのまま乗るような形の転写シールに軍配が。
粘着ノリとフィルムを通して見えるこの方法ではやや淡い発色になるので、コントラストを高めで印刷するのが良さそうです。
それでも比べなければ十分なクオリティですけどね。
ちなみに透明フィルムは3種類試しました。
インプレッションを少し残しておきます。すべてエーワン製です。
- 透明光沢フィルムラベル No.29333
今回使用したラベル。
印刷品質はそれなり。可もなく不可もなく。
フィルムの薄さは今回試した中では一番薄い。ジャケットの裏側程度の緩やかな3D曲面なら対応可能。
薄いので、フィルムの段差が気にならない。
- のびるラベル 透明フィルムラベル No.29296
印刷品質はやや劣るかも。プリンタの設定が煮詰めきれてないだけの可能性も。
フィルムはかなり分厚いですが、のびるラベルということだけあり柔軟度が高いので、3D曲面も対応可能。
少し引っ張るだけでも伸びるので、貼る時の作業性がちょっと悪い。台紙から剥がすのも上手くやらないと伸びていきます。
ポリカ用塗料の定着が完全に乾燥するまではやや弱い感じ。
前出の透明光沢フィルムラベルとどちらを使うか悩みました。フィルムの厚みでこちらは使いませんでしたが
こっちも柔軟性とかメリットがあるので、こちらでも全然問題ないです。
- 耐水 光沢透明フィルムラベル No.29394
印刷品質は今回試した中ではベスト。写真用の光沢紙と遜色ないレベル。
透明とはいえ若干乳白色で裏側から見ると絵柄が白く霞むので、裏貼りは無理。
フィルムがかなり分厚いので、エアジャケットのような3D曲面に張るのは厳しい。
表から貼るにはコレが一番良さそうですが、フィルムが分厚いので痛iPhoneジャケットには使えませんでした。
ひとまずコレで痛iPhoneジャケットの製作方法の研究は終了かな。
やっぱりこういう工作は楽しいです。